外来診療担当医
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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9:00~12:00 | 鈴木(孝) | 鈴木(孝) 木田【肩】 |
鈴木(孝) | 大澤 中川 (腰) |
大澤 | 通常診察 (当番制) 関野【脊椎】 大澤【膝】 |
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14:00~17:30 | 鈴木(孝) | 鈴木(孝) | 鈴木(孝) | 大澤 | 大澤 岩下【足】 (不定期) |
通常診察 (当番制) 関野【脊椎】 |
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切らない整形外科
(整形外科における保存治療の意義)
整形外科の治療は、手術療法を中心にしていますが、整形外科で扱う疾患のすべてが手術を行うわけではありません。骨折している箇所や型によって、ギプスや添え木を用いて治療を行うケースとともに選択肢として手術があります。当院では、脊椎手術や人工股関節置換術を積極的に行っていますが、手術を行うかについては、患者様の状態や進行度合いから判断させていただきます。下記では、手術療法以外の保存的療法についてご説明します。
手術療法以外の治療法には、薬物療法や理学療法、物理療法があります。
薬物療法では、ロキソニンやカロナールなどの鎮痛剤を用いることが多く、突然起こった痛みの軽減に有効とされています。これまでは、鎮痛剤もしくは麻薬系の薬しかなかったですが、近年、選択できる薬が増えてきており、リリカやサインバルタ、タリージェなどで長期にわたり持続される痛みを軽減する効果を期待できます。なお、現段階では、変形性関節症の進行を抑える薬や状態を改善できる薬は開発されていないといわれています。当院では、患者様の状態に合わせて、適切な薬を処方します。薬には副作用もあるため、慎重に薬の種類を判断させていただきます。なお、患者様からグルコサミン製薬やヒアルロン酸製薬の効果について聞かれることがあります。どちらもある程度は、痛みを軽減できますが、軟骨細胞の代謝を改善することは難しいといわれています。
保存的療法には、最近注目されている再生医療があります。APS(Autologous protein solution)療法や、PRP(Platelet rich plasma)療法が代表的なものになります。初期段階から進行期の変形性関節症や腱炎などに用いられることが多く、痛みの軽減や細胞の代謝を改善する効果が期待できます。再生医療では患者様の血液を用いるため、合併症を生じにくいといわれています。なお、保険適用外の治療となるため、国民保険や社会保険と併用することはできません。
理学療法や物理療法では、痛みを軽減できたり、機能の向上と維持する効果を期待できます。リハビリテーション療法といわれることもあります。マッサージや指圧と間違われることがあるかもしれませんが、機能を向上させたり、維持する効果を得られることが異なります。骨折や靱帯を損傷したときには、ギプスや添え木を固定して、その後、可動域訓練や筋力トレーニングを行います。リハビリテーション療法は、加齢による変形性疾患やケガ などの手術を必要としない疾患に用いられ、すぐに効果を期待できるわけではありませんが、適切な治療を受けることで、徐々に症状が改善されやすいのが特徴です。例えば、変形性膝関節症のケースでは、長期にわたり関節注射を行っても、階段の上り下りすることが難しかった患者様が、数ヶ月程度リハビリテーション療法を受けて、階段の上り下りができるようになったことが報告されています。また、肩関節周囲炎でトリガーポイント注射や関節注射を行っても、痛みが改善されなかったり、体を上手く動かせなかった患者様が、リハビリテーション療法を受けて、夜中の痛みが軽減されて熟睡できるようになったり、体を動かしやすくなったことも報告されています。
当院では、脊椎手術や人工関節置換術を積極的に行っていますが、手術療法以外のリハビリテーション療法にも取り組んでいます。治療方針を決める際には、患者様の状態を確認して、適切な活動度を評価する必要があります。評価に合った治療を選択して、確かな技術で治療を行うことで効果を期待できます。リハビリテーション療法においては、様々な技術が必要となるため、日々技術を磨くことを心がけています。患者様の状態に合わせて、適切な治療法をご提案させていただきます。気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
専門外来
特別専門外来を受診希望の方は受診の際、医師にご相談下さい。
完全予約制となっておりますので、一度お電話頂きますようお願い申し上げます。
(※注:メールシステムの関係上、メールでのご予約枠確保や診療予約等は行っておりません。お急ぎの場合はお電話にてお問い合わせください。)
MRIのお電話でのご予約は、電話時に「MRIのご予約を希望」とお伝えください。
TEL : 03-3606-3311
整形外科
脊椎外来、臀部下肢痛外来
- 脊椎手術前・後の診察
- 腰痛、腰部脊柱管狭窄症の診断と治療
- 頚椎、腰椎疾患のセカンドオピニオン
診察日
土曜日 午前(9:30~12:00) 午後(14:30~16:00) 予約制
担当医師
関野医師
肩関節疾患
- 肩関節の外傷、傷害の診断と治療・メディカルチェック
- 肩関節の外傷、傷害のセカンドオピニオン
- その他、肩関節外傷、傷害のケアと予防等に関する専門的助言・指導
診療日
毎週火曜日午前(9:00~12:00)予約制
担当医師
木田医師
スポーツ外来
- スポーツ外傷・傷害の診断と治療・メディカルチェック
- スポーツ外傷・傷害のセカンドオピニオン
- その他、スポーツ外傷・傷害のケアと予防等に関する専門的助言・指導
診察日
第一土曜日午後(9:00~12:00) 予約制
担当医師
三嶋医師(旧東京厚生年金病院 東京新宿メディカルセンター)
よくある質問
新型コロナに関するQ&A
通常通り、診察は行っていますか?
はい。感染防止策を施し、3密にならないよう努めながら、
- 平日9:00~12:00・14:00~17:30
- 土曜日9:00~12:00・14:00~15:30
上記受付時間で通常通り診療を行っております。
手指消毒用アルコールは設置していますか?
はい。外来入り口および2Fの病棟に設置しております。ご自由にお使い下さい。
マスク着用は必須ですか?
はい。患者様皆様に着用をお願いしています。スタッフは全員が着用しております。
待ち時間は外で待てますか?
はい。建物の外にも待合の椅子を設置しております。また隣接駐車場で待機頂ければ、順番が来ましたら電話でお呼びすることも出来ます。
院内は密閉空間ではありませんか?
はい。診療時間中において『入口・職員口・各所窓等』を常時開放して院内の換気を行い、密閉空間を作らない対策をしております。サーキュレーター等も使用して換気に努めています。
※新たに換気用大型扇風機を導入して、院内換気と熱中症対策に努めております。
長時間の待ち時間を避けたいのですが?
当院の混雑傾向として、「月曜日午前・水曜日午前・土曜日午前」の時間帯が混雑する場合があります。お急ぎで無ければ、午後の診療をお勧めしております。(混雑状況はお電話でもご確認頂けます。お気軽にご相談下さい。TEL : 03-3606-3311)
混雑時の人の密集が気になります。
待合室3人掛けの中央座席にはお掛け頂かない様に張り紙にて掲示させて頂いております。混雑時は待合室でのお待ち頂く人数を制限させて頂き、屋外にてお待ち頂くスペースと椅子を配置いたしました。
お車での御来院の方には車内での待機等もご協力頂いております。
また、専門外来,処置,リハビリ,MRI検査等を完全予約制とし、予約時間をしっかり守って頂き、多くの患者様が待合で密集しないように努めております。
オンライン診療は行っていますか?
いいえ。オンライン診療は行っていません。
受付・会計時の密接が気になります。
受付・会計窓口には飛沫感染予防として透明なカーテンで仕切らせて頂いております。また、自動再来受付機と自動会計機の設置を進めており、密接になる場面の減少に努めてまいります。
薬は長めに出してもらえませんか?
はい。症状安定の患者様に限り、なるべく長期処方を心がけております。(60日処方の実績あり)診察で待ち、更に薬局で待つという流れを防ぎ、社会的接触をなるべく減らすよう努力いたします。ただし医師の判断によるケースバイケースの部分もございますので、疑問や不安がございましたらお電話ください。
発熱しているのですが、診察してもらえますか?
当院内科医不在のため、原則は受診をお断りしております。近隣総合病院の整形外科を受診ください。
腰椎手術を行っていると聞きましたが、今も行っていますか?
はい。当院では8年間にわたり、年間120件の腰椎手術を継続して行ってきました。3月・4月・5月も単科クリニックの強みを活かし、前年と同じペースで手術を行っております。また個室利用と併せ、経過良好な入院患者様には通常よりも若干の早期退院を促し、病床の密を防ぐ努力を行っています。
受付
クレジットカードは使えますか?
クレジットカードのお取扱いはありません。
駐車場はありますか?
当院の向かい側に駐車場が御座います。赤いコーンに大谷田整形外科と書いてある場所をご利用下さい。(10台)それ以外の場所は月極になりますのでご注意下さい。
整形外科に掛かれば良いか判断に悩んでいます。
怪我や症状により、御来院された場合でも他科受診(他院)をお勧めする場合がございます。御来院前にお気軽にお電話にてご相談・ご質問下さい。
骨粗しょう症の検査は出来ますか?
できます。X線骨密度測定装置(DXA法)での検査と血液検査測定になっております。
保険証が手元に無いのですが診察は受けられますか?
保険証未提出の場合は自費での診療になります。後日保険証をご持参頂ければ、その時点での御清算をさせて頂きます。
生活保護医療券が手元に無いのですが診察は受けられますか?
医療券未提出の場合は自費での診療になります。後日医療券をご持参頂ければ、その時点での御清算をさせて頂きます。
災害給付金制度とはなんですか?
幼稚園・保育園・小中学校・高校で学校が掛けている制度です。学校でのお怪我で使用することが出来ます。詳しくはこちらのサイトをご参考下さい。
カルテは何年保存されていますか?
患者様ご自身の最終診察日より5年間保存してあります。
外来
待ち時間はどのくらいですか?
外来の混雑状況により、大変お待たせする場合もございます。特に連休・祝日明け等は混雑が予想されます。
診察の予約は可能ですか?
初診の方は基本的に予約制度はありません。特別専門外来、検査等はすべて診察後の予約制になります。
インフルエンザの予防接種は可能ですか?
お電話にてお問い合わせ下さい。
入院
入院施設はありますか?
ございます。
個室が3室、4人部屋が1室、5人部屋が1室の計12人の入院病床があります。
入院中の毎日の起床・消灯時刻は何時ですか?
起床午前7時 消灯午後9時です。
入院中、テレビは何時まで見れますか?
テレビは各ベッドに一台ずつ設置されています。イヤホン使用にていつでも御覧頂けます。
入院中にタバコは吸えますか?
吸えません。院内は禁煙です。
売店や自動販売機はありますか?
売店はありません。自動販売機は外来玄関に設置されています。
公衆電話はありますか?
ございます。
2階にありますのでご利用下さい。
入院中の面会時間は?
平日・日祝日共に10:00~19:00となっております。
入院されている患者さんの診療・安静を妨げないよう、面会は決められた時間内にできるだけ短時間でお願いします。
入院中に携帯電話は使えますか?
病棟のデイルームのみで使用をお願いいたします。
入院室・外来ではマナーモードに設定の上、通話はご遠慮下さい。
入院中間食は出来ますか?
医師の指示による制限がある場合は、禁じられる場合もあります。
リハビリテーション
希望すれば誰でもリハビリは受けられますか?
医師の診察を受けて頂き、医師の判断にて指示(リハビリオーダー)が出た場合にリハビリが受けられます。
リハビリの時に必要な物や服装の指定はありますか?
リハビリを受けて頂くにあたって、運動やストレッチを行いますので、動きやすい服装でお願い致します。また、ベッドに敷くタオルやハンカチ等もご用意下さい。
リハビリの受付時間は?
平日午前は8:45より受付開始で9:00~12:00までの施術
午後は12:00より受付開始で14:00~17:30までの施術。
土曜日は午前は8:00より受付開始で9:00~12:00までの施術 午後は12:00より受付開始で14:00~15:00のまでの施術となっております。
リハビリはどのような事を行うのですか?
患者様の状態・症状を評価し、それに対する運動療法(筋力トレーニング、ストレッチ指導等)、物理療法(超音波治療器、電気療法、遠赤外線レーザー等)を施行し介入していきます。
リハビリを受けられる期間は?
医師が診断名をつけてから150日間(5ヶ月間)となっております。また、外傷・症状の度合いにより、医師が必要と判断した場合は期間を延長することがあります。
リハビリは予約制ですか?
初診のみ予約制になります。2回目のリハビリからは予約ではなく、外来のリハビリ受付時間の中で受付して頂きます。
リハビリのセラピストは指名できますか?
当院ではセラピストの指名制は行っていません。電子カルテにより患者様の状態・症状の情報を共有し、どのスタッフが担当になっても同じくリハビリが受けられるようにしております。(男性恐怖症等、特別な理由の場合は考慮させて頂きますのでお気軽にご相談下さい。)
放射線科
X線(レントゲン)検査・MRI検査・X線骨密度検査では着替えは必要ですか?
撮影部位によりますが、X線写真に写りこむ素材(金属・プラスチックのボタンやホック、ネックレス等貴金属類、硬いプリントなど)が診断部位のX線写真への障害になる場合は検査着等にお着替え頂きます。MRI検査でも画像に影響をもたらす服装の場合はお着替えをお願い致します。
X線撮影室に入るだけで被曝しますか?
X線は撮影時(一般のカメラで例えると、シャッターを押した瞬間のイメージ)のみ放射線が放射されるので、撮影していない時に撮影室に入室しても一切被曝はしません。
撮影画像はもらえますか?
ご希望される場合は、撮影画像データをCD-Rでのお渡しになります。詳しくはスタッフにお尋ね下さい。
MRI検査とCT検査の違いはなんですか?
大きな違いとしては、CT検査はX線を使用して体の断面像を得ますが、MRI検査は強い磁力を用いて断面画像を得ます。どちらとも体組織の画像描写への得手不得手がありますので、正確な診断をするために、使い分けまたは両方検査を行います。
MRI検査が受けられない条件はありますか?
ペースメーカ・埋め込み式除細動器を装着している方はMRI検査を受けられません。また手術により体内に機械類や金属類がある方も材質等で受けられない場合があります。
※注:当院MRI装置の上限値についてのご案内(下記の数値を超える方は検査を受けられません)
NECKコイル(検査部位例:頚椎 等)= 首周り 45cm以下
BODYコイル(検査部位例:腰椎・股関節 等)= 胴回り 110cm以下
KNEEコイル(検査部位例:膝 等)= 膝上周り 50cm以下
寝台耐荷重=135kg以下
大谷田整形外科の放射線科で受けられる検査はどのようなものがありますか?
A X線一般撮影、MRI検査、X線骨密度検査(DXA法)、外科用X線撮影装置(Cアーム)による透視撮影。以上の検査を行っております。
X線による被曝等が心配です。
X線一般撮影、X線骨密度検査での被曝による身体的影響は無いと考えられています。詳しくは多くの都道府県の放射線技師会のホームページにわかりやすいQ&Aが載せられていますのでご参考下さい。また、撮影の際に不安な場合はお気軽に放射線技師へご質問下さい。
※参考Q&A 東京都診療放射線技師会 埼玉県診療放射線技師会